星の降る村 私の生まれたこの村は、ご覧の通り、大きな山と山の間にひっそり佇んでいる小さな村です。 夏には野菜を採って町まで卸し、冬には猪(しし)を獲って鍋を囲んだものです。特に雪の下で強く育った大蒜(にんにく)は、私たちの村の特産で、一粒食べれば寿命が七日延びるほど滋養があるって評判でした。 食べ物だけじゃなく、景色も素敵なところが多いんですよ。少し平地にまで下りれば、それはそれは透き通った川のきれいなこと。春には雪解け水と混じった冷たさが気持ちよくて、秋には卵を抱えた小魚が海から上ってくるんです。 もちろんそれでも良いことばかりじゃありません。何日も獣が獲れなくて、ひもじい思いをすることもありました。重い病気になった子供やお年寄りを麓へ運ぼうとしても、雪に阻まれて手遅れになってしまったこともありましたね。 そして何より、私たちの村には巨人がいたのです。 朔の日とその前後一日、つまりおよそ三十日毎に三日続けて、必ず巨人は現れました。 巨人は月明かりの少ない夜に溶け込む暗い肌色で、それなのに何故か輪郭はくっきり見えて、のっぺりとしたお餅みたいに柔らかそうな全身からは顔色さえ知ることが出来ません。そのくせ七竈(ななかまど)の実のような両の瞳の赤色は、いつも茫々と輝いて、その存在を嫌というほど私たちに見せつけていました。さらに身の丈は、どれだけあるのか計れはしませんが、見上げれば見上げるだけ長く、大きく伸びていたのがとても印象に残っています。また不思議なことに、そんなに大きいのにも関わらず、いつ山に行ってもどこにも足跡は残っていなくて、木が折れたり倒れたりしていることもなかったのです。 さてそんな巨人を私たちが恐れていたのは、ただ身体が大きいからというだけの話ではありません。巨人が山からのっそり姿を現して、手の先が見えないくらいに腕を高く突き上げると、決まってしばらく後で空がズドンと震え、続いてバリンと割れるような音が響くのです。それからすぐに、真っ赤に焼けた石がいくつもいくつも、一つひとつは子供の拳くらいの大きさですが、バラバラと落ちてくるからもう大変でした。それが、そうです。三日にもわたってですよ。毎月のことが本当に嫌でした。逃げようったって、皆が揃って三日も村を開けることなんて出来ませんからね。 そのときの私たちは、巨人は空のてっぺんに張り付いている星を剥がして食べているのだとご先祖様から伝え聞いていました。落ちてくるのはその食べこぼしだと。 何にせよ、誰もが迷惑そうにしていたのは確かでした。現に私の母も、私の産まれる日と巨人の三日間が重なったせいで落ち着かなくて、なかなか私が出てこなかったと言っていました。他にも石が畑に降り注いで作物がダメになることもあれば、頭に当たって怪我することも珍しくなかったんです。それが祟って命を落とした人も、いましたよ。 じゃあどうしてそんな巨人のいる場所で、ご先祖様は暮らそうと思ったのか。私たちはずっと生きてきたのか……そう言われると、何故なんでしょう。今にして思えば、巨人のこと以上に私たちは、知らない土地へ移ってそこで新しく生活することをひどく恐れ、考えることすらしなかったのかもしれませんね。 ともかく私たちは、巨人に怯えながらも半分諦めたような心地で、ずっと静かに暮らしていました。 そして、それが変わる日は急に訪れたのです。 母の甘酒作りを手伝わされていた私が、もち米を炊く火加減に目を光らせていたときのことです。何の前触れもなく、槍とか刀とかを持った人たちが三人、馬に乗ってやって来たときに感じた不安は言いようもなく、今でもよく覚えています。 武器を担いだ人たちが村長様に伝えたことを、後で他の大人から聞いたことには、山越え用の道を作るから協力しろとのお達しだったそうです。山の向こう側には海があって、海の向こう側には私たちの知らない国があって、その国とにらみ合いをするために、大きな砦を作るつもりなのだとか。 偉い人からの命令でしたから、逆らうことなど出来ません。いえ、そもそも、誰も異論など持っていなかったのです。だって、雪に負けない道があれば麓との行き来が楽になりますし、人がたくさん通るようになれば村も栄えるでしょう。前々から村の不便さを、どうにかしたいとは思っていたのです。そこへ偉い人がこんな話を持ってきたものですから、皆はこの話を大々的に歓迎しました。たとえそれが大きな戦の準備だと分かっていても、とにかく村を豊かにしたかったのです。このときの大人の判断が間違いだったなんて、きっと誰にも責めることは出来ません。 だけどやっぱり問題もありました。 そうです。巨人です。 あの巨人が毎月に星を降らせている限り、広くて丈夫な道は作れないでしょうし、作れたとしても、人が怖がって近づかなかったら意味がありません。そしてあんなに大きなものですから、黙っていたっていつかは知られてしまいます。だから村長様は、道作りの話が立ち消えになるかもしれないことを覚悟の上で、偉い人に相談したのです。「協力したいのはやまやまですが、あの大モノノケがおるうちは、上意に沿いたくとも叶いません」と。 すると偉い人たちは、実際に巨人を目の当たりにしてなお言ったそうです。「ならば倒してしまえばよい。案ずるな。こちらにはモノノケ退治の得意な猛者(つわもの)どもを山ほど抱えておる故に」と。 そうして、あれよあれよという間もなく、子供だった当時の私には詳しいことも分からないまま、私たちの村は巨人と戦うことに決まりました。それから次に巨人が現れるまでの一ヶ月――男たちは巨人を転ばすための穴をあちこちに掘ったり、村への侵入を防ぐ柵を強くしたり。女たちは芋茎(ずいき)を干して携帯食を蓄えたり、新しい藁沓(わらぐつ)を編んだり――村はとても慌ただしく働いたものでした。 やがて偉い人たちが大きな鉄の筒を荷車に乗せて、たくさんの力持ちが鉄砲をガチャガチャと担いで来ました。危ないから子供は近寄ってはいけないというほどの物騒なものが集められ、大人の男たちに配られていくところを見ていると、それは物々しくて恐ろしげではありましたが、一方で皆の気持ちが高ぶっていくのも確かに分かりました。なんというか、さあやるぞって感じで。 そうして来たる日にお天道様が沈むと、いつもの通りに音も無く、ぬぼぅっと油の塊が水の底から浮かんでくるように、巨人は山の腹から伸び出してきました。 子供だった私は前線に立つことが許されなかったので、一日目は、村を挟む山々を眺めるほどの遠くから見ることしか出来ませんでした。やがてむくむくと膨れた巨人は、山よりも大きくなっていきました。それから間もなく鉄砲の音が何発も続いて聞こえて、いよいよ戦いが始まったのだと思いました。 ただ、いくら鉄砲を揃えても、いくら大筒を動かしても、結果から言えば、それだけでは巨人を倒せませんでした。届いていないのか、それとも全く効かないのか、決して巨人が怯むことはありません。落とし穴だって効き目が無いようです。男たちの頑張りも虚しく、巨人はまるで私たちのことなど気にしていない様子で、いつもの通りに星を降らせてから、また山のなかへと染み入るみたいに消えていったのです。 落ち込む大人たちに、偉い人は言いました。「あれはおそらく、山土の精の精が凝り固まったものなのだろう。だから矢も弾も通じないのだ。だが案ずるな。まだ策はある」と。 明くる日に、遅れて大勢やって来たのは白装束の呪い師です。彼らは祈祷を行いながら、沢山ある落とし穴の一つひとつに蛇の死骸を放り込んでいきました。それが何のためか、そのときは意味が分からなかったのですが、呪い師の人たちはやけに得意げに「大丈夫です。任せなさい」と言うばかりだったのです。 実際に朔の当夜、二日目の戦いが始まると、彼らの施した仕掛けは覿面(てきめん)に働きました。巨人が現れてからしばらくすると、今度は地面から大きな白い蛇が何匹も生え出てきたのです。蛇の群れは巨人の足に、胴に、腕に、ねばっこく絡みついて噛み付きました。白蛇の牙が突き刺さる度に、巨人の肌から赤くきらめく煙が散らされていました。 これには巨人も平気ではいられないようで、何度も白蛇を振り払おうとしていました。その間は動きが鈍く、大筒でも傷を負ってはいるようでしたが、それでも結果から言えば、巨人をやっつけることは叶いませんでした。払うよりも先にそうしたかったのか、巨人は白蛇の相手もそこそこにして、重たそうに腕を掲げて星を降らせました。その後でじっくりと確実に、白蛇たちを引き千切ったのです。切れた蛇の一つが私の目の前に落ちてきて、それは見るみるうちに土くれへと変わっていきました。そうして蛇が残らず消えてしまえば、巨人の身体から出ていた赤い煙もたちまちに治まって、また巨人は事も無げに山へと戻っていったのでした。 すっかり沈んでいる私たちに、呪い師の頭は言いました。「あれは思った以上に強いモノノケです。人間の施したもので倒しきることなど到底できないでしょう。だけど心配は無用です。山の精よりもずっと大きな力を借りればよいだけ。まだ策はあります」と。 夜に備えて、私たち村の皆は呪い師から、男も女も子供も年寄りも関係なく全員の肌に、おかしな模様を墨で描かれました。そして、不思議な呪文を練習させられました。なんでも鉄砲は一つも使わずに、皆で協力して巨人の動きを止めるためだそうです。昼と夜の巡り合わせだとか、お天道様とお月様の計り合いだとか、そういう難しい話はよく分かりませんでしたが、とにかく巨人に日の光を浴びさせさえすればよいのだと言っていました。 ですから三日目の戦いは、静かに始まりました。巨人が現れてから星を降らせている間に、私たちは巨人の足元を取り囲むように広がって回り込みました。鉄砲を担いだ猛者たちとも一緒になって、手を繋いで円を作ったのです。それから巨人が山へ帰ろうとする段になって、私たちは一斉に呪文を紡ぎました。簡単な一節ですが、それを何度も何度も繰り返し。 するとどうでしょう。巨人は土を踏んでも地面に消えることが出来ません。それどころか、まるで溺れている人のようにもがき苦しみ始めたのです。 やった、と思いました。 このときだけはいつもと違い、巨人が暴れるごとに地面が揺れて、木もなぎ倒されていきました。だけども私たちは、このくらいで負けてなるものかと奮い立ったものです。 内心では、私はとても喜んでいました。だって、村に嫌がらせをする悪者をやっつけるのに、大人の男たちに任せるばかりじゃなくて、自分が直接関われたのですから。当然に巨人を倒したい、絶対に逃がさないという気持ちは強くありました。その分だけ疲れは吹き飛び、眠気を感じることもありません。それはきっと私以外の皆も同じだったでしょう。だからこのとき私たちは一丸となって、星降る夜に脅かされない自由が手に入ることを信じて、巨人が暴れ疲れて身動きがとれなくなっていても休まずに、長いながい時間、一心不乱に呪文を唱えていたのでした。 その甲斐もあってか、ついに朝日が昇ってきたときには、それだけでもう私は嬉しさのあまりに涙を流していました。そして見上げれば、巨人の肌はじりじりとお天道様に焼かれて、煮立ったお湯みたいになっていました。それから程なくして、とうとう憎き巨人は空気にでも溶けるように消えていったのです。 呪い師の頭は言いました。「これにて夜の巨人は倒されました。皆さんが力を合わせたおかげで、この結果を掴めたのです。これは皆さんの勝利です。おめでとう」と。 その日の私たちはお祭り騒ぎで、ただただ無邪気に祝い合って、称え合って、村がずっと景気よくなることを少しも疑ってはいませんでした。 巨人を倒してからは全てが順調であるように思えていました。道を作る人がいっぱいの石を運んできたり、村長様が海側の村にあいさつをしに行ったり、物事は着々と進んでいきました。村に人がもっと増えたら、畑仕事や狩り以外にも出来ることが増えるでしょう。例えば宿とか土産物とか、そういったものを商うのもいいかもしれないね、なんてことを私は父と母とを交えてよく話したものでした。 ところが、ところがです。巨人をやっつけてから初めての、朔を翌日に控えた夜に、事は起こりました。 もちろん巨人は現れません。いつもだったら大きな音と一緒に空が震える頃になっても静かなもので、私たちは改めて自分たちの勝利と手に入れた平和を噛みしめていました。 だけどそれも束の間のことでした。本当に恐ろしいものは、音が聞こえる間も無く、それこそ何の前触れも無しに、降ってきたのです。 真っ赤に燃える何か、としか見えませんでした。たまたま外に出ていた私の目に映ったのは、夜空を切るように何かが山へと落ちていく一瞬です。それからすぐに、焼けるように熱くて、痛くて、重たい風が吹いてきました。その勢いは物凄くて、私は立っていることが出来ませんでした。合わせて音も、私の知っている鉄砲や大筒よりもっともっと、ずっと大きな……「爆発」っていうんですかね。それがとても響いたんです。 頭や手足をいろんなところにぶつけ、しばらく倒れたまま動けなくなっていた私は、起き上がったときに自分の目を疑いました。 私の家も、隣の家も、それどころか村長様のところの蔵も、みんなまとめて踏み潰されたみたいに傾き倒れていたのです。本当に、あのときは何が起きたのか分かりませんでした。少しの間だけ呆然としていた私は、すぐ我に返って、壊れた自分の家に駆け寄りました。父も母も柱や壁の下敷きになっていて、身動きがとれません。何かを言っているようでしたが、私は耳鳴りがひどくてよく聞き取れません。子供の力では物をどかすのは難しくて、だけど他の人たちもそれぞれ自分のことで忙しくて、なかなか手が回らなくて、私の父が助け出されたときにはもう、母は息絶えていました。 とても辛い出来事ではありましたが、母の死を強く実感するのはそれから何日も経ってから、その遺体を泣きながら埋めているときのことです。この夜の時点ではまだ、悲しみに暮れる余裕はありませんでした。 そして夜が明けてみると、さらに信じられないことになっていました。山が半分、無くなっていたのです。あの落ちてきた赤い何かが抉りとってしまったのでしょう。その落ちた真ん中辺りへ確かめに行った人の話によると、そこにはいつも巨人が降らせていた星の欠片にそっくりの石があったそうです。でも大きさは全然違っていて、大人の男が腕を回して抱えるほどの塊だったとか。 悪い巨人をやっつけたはずなのに、どうしてまだ星が降ってくるのでしょうか。もしかしたら巨人はまだ生きていて、私たちを苦しめるために一番大きな星を降らせたのでしょうか。でもそれだったら、巨人の住処である山を吹き飛ばすのはおかしい……そこまで考え、話し合ったときにようやく、私たちはひどい勘違いをしていたことに気づきました。 そうです。 巨人が星を降らせているなんてのは全くの間違いだったんです。 それどころか逆に、巨人が星を小さく砕いていたことで、私たちは山をも抉る災いから守られていたのでしょう。そう考えればすべて辻褄が合いました。思い返せば三日目の戦いのとき、巨人は邪魔する私たちを蹴散らそうとすれば出来たはずなのに、そうしませんでした。もっと言えば、あんなに沢山の木が倒れたのに私たちの誰も怪我しなかったのは、巨人が手を差し伸べて払ってくれていたからだったんじゃないかとも思われました。 そうなると私たちは、また別の恐ろしい事実も突きつけられました。自分たちを守ってくれていた巨人を、自分たちの手で殺してしまったという過ち。そのせいで、この星降る夜があと二日にわたって続くという恐ろしさ。 そこまで分かったのなら早く逃げればいい、と言うのは簡単でしたが、そうもいきません。無くなった分の山の木や土は、もっと下の川や平地のところまで流れていました。そのため皆が村ごと生き埋めになるということだけは免がれましたが、代わりに道が塞がっていました。生き埋めになった人の掘り起こしや傷の手当が一段落する頃には、既に夜が迫っていたのです。こんなに暗い中を、多くの怪我人を連れたまま町へ降りることなんて出来るはずありませんでした。 あの星が村の真ん中に落ちたらもちろん、また山に落ちても、昨日の夜よりずっと酷いことになるでしょう。誰ひとり生き残れないかもしれない。だからといって、今さら私たちに何が出来たでしょう。 私たちは、ただ自分たちの罪を反省して、許しを乞うばかりでした。 誰からともなく、皆が空を見上げて呟いたのです。「ごめんなさい」と。 そうして、この村と一緒に土と埋もれることを覚悟したそのとき、そのときです。 今や形の変わった山の腹から、大きな大きな腕がズバッと突き出されてきたではないですか。まさかと思うと間も無く、その腕を支えにして今度はぬぼぅっとゆっくり、これまた大きな坊主頭が膨らみ出てきたのです。 元から死んでなどいなかったのか、それともモノノケだから生き返ったのか、それは分かりません。理由はともかくそこには、あの巨人がいました。 立ち上がった巨人はしばらく動かずに、七竈のような赤い瞳を何度か瞬かせていました。その様子はちょっとだけ、寝起きでぼんやりしている人間みたいでした。やがて顔を上げ、いつもよりも素早く腕を伸ばしたかと思えば、燃える星がその手のひらへ吸い込まれるように線を描きました。 私たちが見ているその前で、ズドンと空が震え、バリンと星が割れて、バラバラと小さな焼け石がいくつもこぼれてきました。私たちは巨人が繰り返してきた行いの真実を、こうして初めて目の当たりにしたのでした。 それから巨人は、また少しだけ瞬きをしてから、私たちには目もくれずに、山の中へと帰っていったのです。 * 以上が、私たちの村で起こった巨人との戦いの顛末です。 結果から言えば、新しい道が作られることはなかったですし、望んでいたように外からの人が沢山訪れて村が豊かになるなんてこともありませんでした。ちょっとだけ村に良い形で変わったのは、あの星の欠片を溶かすと珍しい鉄が取り出せるらしいと偉い人と呪い師の見立てで分かって、いくらか生活の足しになるくらいには売れるようになったことでしょうか。 海の砦へ繋がる道は別のところに作られたそうで、もうすぐ海の向こうの国との戦が始まるかもしれないと噂に聞きましたが、偉い人がまたこの村に声をかけることはないだろうと思います。「触らぬ巨人に祟り無し」とでも言ったところですかね。 それで実は―― ズドンッ バリンッ バラバラバラッ…… ああ、噂をすれば、丁度ですね。 聞こえましたか? あれがそうです。巨人が星を砕く音ですよ。 あれからもずっと巨人は、私たちのことなんか気にしていない素振りで――もしかしたら本当に気にしていないのかもしれませんけどね。未だに喋ったり目を合わせたりすることはないんですから。とにかくああして、変わらずに山を守り続けているんです。 それで、どうですか? もしお急ぎでなければ、明日のお祭りもご覧になっていってくださいな。 私が神楽舞(かぐらまい)を務めているんです。今年こそは、巨人様が振り向いてくれるといいんですけどね。 「星の降る村」 橘圭郎・作 妖怪【巨人】 戻る |